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突然の海外赴任「英語できない」「不安、どうしよう」というあなたへ【英会話】

突然の海外赴任「英語できない」「不安、どうしよう」というあなたへ【英会話】

突然海外赴任を言い渡された方、安心してください。人事異動が1年前、6か月前から本人に知らされることはありません。みんな急に言い渡され、混乱と不安で、地に足がついていない状態でしばらく業務を行っているはずです。

あなただけではないです。

さて、海外赴任を言い渡された時、まず最初に不安に抱く問題は語学(英語)。全然英語が話せない、それに仕事も不安だし生活も不安。心配し出すとキリがない。これまでの当ブログで示した考え方のように自己分析や自社分析にたっぷりと時間を使って解決策を導いている場合ではない。

海外赴任の切符を手に入れるための戦略や取るべき行動
海外赴任の切符を手に入れるための戦略や取るべき行動【必要期間】

この記事では、これから戦略的に海外赴任を狙う人のために、どうやって自分が海外赴任の切符を手に入れたのか、その経験を元にこの記事をまとめる。海外赴任を目指している人は最後まで目を通してくれるとうれしい。 ...

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それでは考え方を変えて、3か月、半年と具体的に期間を決めてその対応策を出来るかぎり考えてみる。それと同時に短い時間で語学力をアップさせることは、ほぼ不可能だということも最初に言っておく。そしてそれを頭の片隅においておいてほしい。

それでも何かしないといけないと焦っている人向けにこの記事をまとめる。英語が話せる人にはこの記事は役に立たないかもしれません。さっと目次だけ見ていただけるとありがたいです。

ジェフ

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この記事の目次(クリックでジャンプ)

海外赴任前の英語学習でやってはいけないこと

海外赴任前の英語学習でやってはいけないこと

海外赴任前に英語学習をやらなければならない状況に陥ったとき、みなさんはどういった行動をとりますか?

今まで英語を勉強してきたけどもっと効率のいい勉強方法はないかと探しますよね。そして、英語教材もより洗練された良い本を探してあれやこれやと手を出してしまう。

一度過去を振り返ってみましょう。過去にも同じことをしましたよね?一番良いと思った参考書や単語帳を買って、一番良いと言われるオンライン会話に申し込んでコツコツ勉強されてきたかと思います。それが答えです。

時間が限られている今、良い英語教材を探す時間や悩んでいる時間はありません。勉強するだけです。そして知っての通り急に英語力が伸びるということはありません。現実に向き合いコツコツ進んでいきましょう。

海外赴任後の英語力【リアルな声】

海外赴任後のリアルな声

海外に住んだら英語が喋れるようになる。と思っている人は多いはず。そんな自分も海外に住めば嫌でも英語を使わないといけないし上達すると思っていた人間だ。

振り返って見よう。口コミサイトなどで見たことないだろうか?海外に住んでも英語は喋れません!というコメントを。

私の経験からしてもその通りである。勉強しない人は上達しないのである。それが真実だ。フィリピン留学などで見受けられる日本語禁止の語学学校に通っていると英語は上達する。しかし日本語が少しでも使えると甘えで日本語に逃げてしまう。

そしてその甘えには、随分と頼ってしまう。自分の思っていることが話せない、伝えられないと日本語でささっと思っていることを伝えたくなってしまう。これが心理であり僕の経験から言えること。

生活面での英語

そして生活面において最初、英会話は苦労する。現地人の話すスピードは早いし訛りもある。アメリカでは第二外国語として英語を話す人も多い。何言っているか分からなく怖い。食料品が無いけどスーパーへ買い物に行きたくなくなる。セルフレジがあるスーパーが天国に思える。

しかし数か月もすると会話のパターンが理解できてくる。単語が聞き取れなくても脳内保管が可能なのである。若干人によって言い回しは異なるもののこのシーンで使う内容はたぶんこうだなという予想が立てることができる。

言い換えれば、テスト範囲が予想できるのでテスト問題が予想しやすい。こんな感じだ。

そして毎回聞いていると自然と耳も会話スピードに慣れてくる。分からない文章があったとしてもあとで自分で調べることができるようになる。こうするうちに生活面の英語は少しずつ改善されていく。

仕事面での英語

次に仕事面での英語が課題になってくる。こちらも大きな課題だ。

英語ネイティブ同士の会話に割って入って、今なんて言ってましたか?なんて聞けない。ビジネスの会話しているのに英語の質問なんて恐れ多くて無理だ。こうなると精神的にきつい。負のループに入り心が病みそうになる。

だが、こちらも同じで回数を重ねるごとに慣れてくる。そしてビジネスで使う英会話は日常英会話よりも使う単語数が少なく、次の会話を予想しやすい。最初は上手くいかないかもしれないが我慢だ。そのうち日常会話より簡単になる日が来る。

上記2つの章で、「近道は無い、無駄な時間は省いてコツコツ勉強する」が最短距離だという事を書いてきましたが、それでは悲しいので、自分なりに効率の良い勉強方法について次にまとめます。

時間が足りない。海外赴任前の短期間での英語上達法 2つ

この章では、短期間での英語力アップが厳しいながらも、なんとか一段階英語力を上げたい人のためにまとめる。3か月しか時間がない人、そして半年時間がある人向けそれぞれに対してアドバイスを授けたい。

1.海外赴任3か月前から英会話対策

海外赴任3か月前から英会話対策

あなたが必要なのは日常英会話ですか?それともビジネス英会話ですか?

目的によっても変わってくるのだがビジネス英会話を優先してほしい。自分だけでなく海外赴任者がみんな言うことだが、日常会話ほど難しいものはない。だから日常会話は後回し。

後回しの理由は、喋れなくても別に仕事で困らないからだ。そして日常会話は毎日使うし新しい単語や文章に出会うため、日々の生活で英語力アップが期待できる。一方でビジネス英語に関しては、ビジネスの場(例えば、顧客訪問時など)でしか使わず頻度が低いため、英語力アップが期待されにくい。

だから、ビジネス英会話を優先してほしい。

では具体的に何をすれば良いか説明する。まずはビジネスで使う挨拶や自己紹介を暗記する事だ。最初はNice to meet youの返事すら困るかもしれない。そしてあなたの仕事は何ですか?などと質問されることもある為、自己紹介はある程度暗記していった方が都合が良い。言い回しは何通りもあるため、伝わればそれが正解の一つである。別にNHKのアナウンサーのように話さなくてもOK。

そしてさらに重要になるのは英語でのプレゼンテーションである。

日本語では、散々やってきたプレゼンもいざ英語でやろうとするとプレゼンテーションの始め方すら分からない。何回も何回も練習すると自然と覚えてきて口が回るようになるから練習あるのである。練習使う資料は日本語で作られた会社紹介でも技術プレゼンでもなんでもいい。とりあえず、頭に思い付いた内容を英語に変換してみよう。案外何と言えば良いかわからないところが出てくる。

以上のように、3か月の期間がある人へ一個だけ英会話力を一段上げるには、ビジネス会話をおすすめしたい。そして具体的には挨拶、自己紹介とプレゼンテーションスキルである。

2.海外赴任6か月前からの英会話対策(自分が選任されると思っている人向け) 

海外赴任6か月前からの英会話対策(自分が選任されると思っている人向け) 

この章を読んでいる人は、早めに人事異動を言い渡された人か自分が次の海外赴任候補だと思っている人(いい意味)だろう。

この記事で一貫して伝えたい事としては、英会話の対策にはたくさん時間を使いたい。3か月よりは6か月、6か月よりは1年と時間があればあるほど有利になる。今回の章では6か月期間がある人へ向けた英会話対策を授ける。

6か月あると色々できる。

ただし、絞った方が良い。特に日本人が苦手とするスピーキング練習をすることに重きをおいてほしい。期間が3か月の時も同様だが基本的に日本人に足りていない英語力はスピーキング力だ。

インプット(単語や文法、リスクニング)に関しては、学生時代からたくさん勉強してきたはずである。アメリカに来て感じたことの一つに日本人はスピーキングが壊滅的な事。恥ずかしから喋れないではなく「なんて言っていいか分からない」が現実的な問題かと思う。

挨拶の英会話、買い物の英会話、旅行の会話等、パターンで覚えていくのが効果的である。

なぜならば、会話のシチュエーションではほとんど同じような定型文が繰り広げられるからだ。単語は違っているだけで文章の構成は決まっている。こうなると単語の予想だけでよいので先の会話予想が容易である。

具体的にやることだが、オンライン英会話が良いのではないだろうか。

ここでも自己紹介を入念に行うこと。そして買い物で使う英会話、そして旅行で使う英会話と慣れていき、少し慣れてきたら期間3か月であげたようなプレゼンテーションの練習などをオンライン英会話で披露すると良い。ここはこう言い回した方がいいなどとフィードバックを貰うことができるととても有意義なオンライン英会話になると思う。

以上のように6か月期間がある場合についてもまとめたが、スピーキングが大きな課題となある。そこを中心に勉強してほしい。

すでにやる事を知っている。どれすでに英語学習でやる事を知っている。どれだけ不必要なことを無くせるか

すでにやる事を知っている。どれだけ不必要なことを無くせるか

今回の記事では、海外赴任までに英語力を伸ばす方法をいくつかまとめてみた。

.端的にまとめると、短期で英語力を伸ばす方法はないのだがそれでも悪あがきしたい人、最後に一段階レベルアップしたい人向けに勉強方法を思案した

結局は、海外赴任までに自分でやってきた英語勉強方法が一番だという事である。

そして大切なこととしては、時間がない中で迷ってはいけない事。迷うことで海外赴任までの貴重な時間を無駄にしてほしくない。英語の勉強だけではなく、他にもやらなければならないことはたくさんある。

できるだけ時間を有効活用して海外生活を楽しんで欲しい。

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