海外赴任者に選ばれた方、おめでとうございます。
一方で、行きたくない人やなぜ自分が選ばれたのか理解しようとこの記事に辿り着いてくれ方もいるのではないだろうか。
そしてこれから海外赴任を狙う人もどんな人物像を目指すと選ばれやすくなるのかを感じ取ってほしい。
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この記事の目次(クリックでジャンプ)
海外赴任者に求められるもの
海外赴任者に選ばれた人には、達成しなければならない目的がある。企業が利益を追求した時、その場所に現地の人ではなく日本人が必要だと判断したために派遣される。
もし現地人でも仕事がスムーズに進むのであれば海外赴任者はそこには必要ないという事になる。そして、海外赴任の他にも短期~長期出張者ではできない事をしなければ意味がない。
では、何が必要なのか。一般的に考えられる事は以下のような事だ。
- 現地スタッフの知識向上
- 企業文化を浸透させる
- スキルの伝達
- 管理人材の育成
- 責任や役割の変更
様々な事が求められる。
一番大きなのは、文化の差だ。企業によっても文化はあるだろうからその調整役として派遣されることが多いだろう。要するに日本と現地の中間に立ち、緩衝材となってくれ!と言われている。ストレス無く仕事をしていくことは非常に難しいとも言える。
役割があると書いたのだが年齢や職種ごとに役割が存在する。20代の人に管理人材の育成を任せるなんて事はないので安心してほしい。次の章では年齢ごとの役割について見ていく。
海外赴任者における年齢ごとの役割
上でも書いたように、役割は年齢で決まっている。これは日本の古い企業だけに残っている文化であることを認識してほしい。
文化の話は本筋から脱線するため詳しくは書かないが、年功序列システムが完全に廃止されて居ない日本では、年齢ごと(役職ごと)に役割を与えられると言ってもよい。海外では年齢を聞く文化はほとんど存在しないため役職が大きく関係する。若くてもマネージャーなら優秀などといった見方である。
それぞれの年代毎に分けて、どういった役割が期待されるのか見ていく。
20代はリーダー
20代で海外赴任を命じられる方は、リーダーとしてプロジェクトを引っ張って行くことを期待されている。そして将来的には2つの成長を期待されている事が考えられる。
- グローバル人材としての成長
- キープレイヤーとしての成長
20代で選ばれたあなたは、何か成功した成績があるはず。しかしそれが日本でしか通用しない可能性が考えられ、将来的にはグローバルな人材としてプロジェクトをけん引する人材になってもらいたいと期待されている事と思われる。行動や習慣、固定概念にとらわれず成長して欲しいという上司の思惑があると考えれらる。
そして、企業文化を現地スタッフに浸透させるだけでなく、知識を現地スタッフへ教育することもしなければならないかもしれません。
20代というフットワークが軽い時期に、海外赴任を経験できることはチャンスであり、たくさん経験して自分のキャリアアップへ繋げましょう。
30代40代はマネージャー/管理職
30代40代で海外赴任を命じられる方の多くは、マネージャー・管理職の力を期待されていると思われます。グローバル企業として発展していく中で、日本社内と海外拠点の架け橋となるような人材として現地で、管理の仕事をすることと企業に貢献することを期待されているはずである。
- 現地での管理職スキル
- 企業に貢献できるか
異文化・多文化間でのコミュニケーションスキル・分析能力・状況判断など中間管理職としての能力を期待されることでしょう。文化間のサポート役となれるような感情コントロールなども必要になってくるかもしれません。
50代は社長
自分はこのポジションではないので、何が必要であるのか考えたことはありません。そしてこのポジションを期待される人はこのブログを読むことはないでしょう(笑)と、内容がないのは少し寂しいので、自分が期待する現地社長像を5つ書いていく。
- 一生懸命働いている
- 自国文化を尊重する
- 少数派の意見を大切にする
- 限界を知り現地人に頼る
- 人生を楽しんでいる
月並みの事を書いてしまったが、足りない部分を把握していて現地人の力を借りて売上に貢献できているボスについていきたいなと感じる。軸が無くフラフラしている上司にはついていきたくないと思ってしまう。日本特有の社内政治でフラフラしている人を見ると悲しくなる。
まとめ
この記事では、海外駐在員のそもそもの目的と各年代別に期待される役割をまとめてきた。
要約すると、20代はリーダーとして、30代40代は中間管理職としての成長、50代は現地社長としての役割を期待されての派遣と言えるだろう。また海外赴任を言い渡される方の多くは、日本で素晴らしい実績を上げてきた人だと思う。
その期待ややってきたことを異文化間でどの程度発揮できるか、または柔軟に対応できるかが期待されることは間違いない。
偉そうな記事になってしまったが、自分か感じてきた赴任者としての役割と理想的な上司像を書いてみたので最後まで読んで頂けた方はありがとうございます。